DDR3 SDRAM は DDR2 SDRAMから何が変わるのか?

DDR3 SDRAMは、現在主流のDDR2 SDRAMの後継として規格化されたメモリであり、DDR2が、1クロックあたり4ビットのデータを転送するのに対し、2倍の1クロックあたり8ビットの データを転送することが可能だ。メモリの内部クロック(動作クロック)が同じなら、DDR3 SDRAMはDDR2 SDRAMの2倍のデータ転送速度(帯域幅)を実現できる。

メモリの内部クロックの向上には限界があるため(最大 200MHz程度)、メモリセルアレイを並列化し、1クロックあたりに転送できるデータ量を向上させることで、データ転送速度を高めてきた。例えば、 DDR SDRAMでは1クロックあたり2ビットのデータを転送し、メモリモジュールあたりのデータ転送速度は3.2GB/秒(DDR400の場合)であったが、 DDR2 SDRAMでは6.4GB/秒(DDR2-800の場合)に向上していkる。DDR3 SDRAMでは、メモリモジュールあたりのデータ転送速度は8.5GB/秒(DDR3-1066)からスタートし、最終的には12.8GB/秒(DDR3 -1600)まで高速化される予定だ。また、DDR2 SDRAMとDDR3 SDRAMでは動作電圧も異なる。DDR2 SDRAMの動作電圧は1.8Vなのに対し、DDR3 SDRAMでは動作電圧が1.5Vに下げられており、発熱も少なくなっている。DDR2 SDRAM DIMMとDDR3 SDRAM DIMMの外形は似ているが、逆差し防止用の切り欠きの位置が異なり、DDR2 SDRAM対応スロツトにDDR3 SDRAM DIMMを装着することや、その逆はできないようになっている。

DDR3 SDRAMに対応したチップセットとしては、インテルの最新チップセットIntel3シリーズ(X38/P35/G33)がある。ただし、現時点では DDR3 SDRAMはDDR2SDRAMに比べて非常に高価であるためIntel 3シリーズ搭載マザーボードでも、DDR3 SDRAM対応スロットしか搭載されておらず、DDR2 SDRAMのみ対応している製品も多い。

DDR3 SDRAMは、 DDR2 SDRAMよりも高速なデータ転送が可能だが、DDR2-800とDDR3-1066との性能差はそれほど大きくない。ベンチマークでも、せいぜい数%の 差であり、体感できるほどパフォーマンスが向上するわけではない。今後、DDR3 SDRAMの需要が増し、製造量が増えれぱ、DDR2 SDRAMとの価格差も小さくなるだろうが2007年8月現在DDR3 SDRAMの価格差はDDR2 SDRAMの3〜6倍もあり、現時点でDDR3 SDRAMに乗り換える必要性はほとんどないといえる。本格的な普及は2008年後半からになると予想されている。まだしばらくはDDR2 SDRAMが主流の時代が続くであろう。

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